安達嵐松(あだちらんしょう)の「水墨画あれこれ」へようこそ!
簡単に自己紹介します。
と言っても普通の老人にしかすぎません。
古希(70歳)から水墨画を始めました。
ある大学のエクステンションセンターで学び始めたのですが、大失敗。
10年以上も通っているご婦人方が大半を占め、数人の初心者がいました。
1枚のプリントが渡され、マネして描くように指示されるだけ。
全く初めてだった私は、これが普通なのかと人が描くのを眺めながら筆をと執りました。
当然満足に描けないので、ご婦人方の餌食となりました。
先生からは、批評があるだけ。
数か月たつと初心者で残っているのは私だけ。
上手くいかないのは努力が足りないのかとただひたすら描き続けました。
先生に描くところを見せてほしいと頼んだが、とうとう最後までそれはかなわなかった。
先生が属している会派の展覧会に出展のため分不相応な自宅で大きな絵を描き教室に持ち込み、それだけでなく自分勝手に何枚も描き持ち込み批評を仰いだ。
公募展などを見るにつけ、また自分なりの勉強が進むにつけ物足りなさを覚えた。
会派の絵が、特に先生の出品作を見るにつけ自分には合わないと感じた。
結局3年で飛び出すことになるのだが、最後の1年は展覧会に盛んに通い、自分が描きたい傾向を探していたのかもしれない。
師を変えたことになるが、次回に。
シャインマスカット
生徒さんのお手本として描いたシャインマスカットの墨彩画です。
葡萄は、初級性のうちに習います。
その時の描き方を踏まえ、すこし工夫しています。
シャインマスカットのつややかさを出すために膠を使いました。
安達嵐松
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