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席画

執筆者の写真: 安達嵐松安達嵐松

宴会や集会の席上で、注文に応じて即席に絵を描くこと。またはその絵を席画と言います。

現代では、席画の習慣が廃れたというか、席を設け注文するといったスポンサー又はパトロンがいなくなってしまった。

注文を待つのではなく、一種のパフォーマンスとして、観客の前で水墨画を描くところを見せている。

次の写真は、席画の様子(私ではないですが)を映したものです。



次の写真は、私が描いた席画です。

6月14日(金)~19日(水)の期間、大崎O美術館にて、洛陽中国書法水墨画院軸装展が開催されている。その会場にて、6月15日(土)11時~12時 席画を担当した。

普段用紙は水平におきます。特に私は水をたっぷり使って描くことを得意にしているので、垂直に用紙を設置して描く苦労を強いられました。全紙2/3という大きな用紙に与えられた時間は1時間。なお、説明、質問時間などを考えると45分程度。(全紙2/3とは、横90cmx縦70㎝)




中國の桂林を描いた。

桂林を流れる漓江で鵜飼いが行われている。

鵜飼いは日本も中国でも現在は観光として残っているだけではあるが興味深い。

彼我の鵜飼いの違いについてはここでは省略する。

イメージ大切にすることを第一に考えた。

透明感のある水の表現、独特な連山の表現などを考えるとやはり水を使いたい。

たっぷりな水を使えない(水が垂れてしまうため)ことを考慮して、

鵜飼い船を描いた後水刷毛で全体に湿らせた。

部分図を見ていただければわかるが、山の墨が適度に流れて、水際が水墨画独特の表現をすることができた。同時に連山を効果的に描けた。

動きのある鵜飼い師も気に入っている。






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