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水墨画あれこれ-4

「蘭(らん)」、「竹」、「梅」、「菊」を四君子と言います。

私に教室では、まず四君子から始めます。

水墨画の基本がすべてと言っていいほど四君子には詰まっています。

例えば蘭では、基本的な筆の持ち方、腕の動かし方(腕で描くイメージ)、なめらかな曲線、自然な線の太細の作り方、あわせて濃墨、中墨、淡墨(たんぼく)の作り方を学びます。濃墨を中心とした葉と淡墨を中心とした花(墨色の変化がある)を組み合わせ、構成方法、墨の濃淡、余白の取り方、などなどを学びます

竹では、しっかりといわゆる3墨法を学びます。3墨法は、理屈は簡単なので疎かにしがちですが、水墨画を描くにあたって最も大切な技法と言えます。欄では筆を直立に立てて描くことに徹しますが、竹では筆を寝かせることによって美しいグラデーションを出現させます。

ほんの一例を説明しました。四君子それぞれ重要な練習の意味を持っています。

教室では、しっかりと学び出来るようになっていただきます。

生徒さん一人一人通う回数、練習量、など異なるので、四君子を何とか描けるようになる時間に差があります。私の教室では、一人一人個別個人指導を徹底しています。個人の進捗状況にあわせて丁寧に目の前で、描いて見せ出来るまで練習していただきます。


蘭のお手本

生徒さんから、俳画を描きたいとの要望に応えて描いてみました。

腕で描かないで、手首で描くと葉の先端がまとまらない。

墨の濃淡の違いと、美しいグラデーション。

根元がまとまるように。

欄は、基本の練習であるが、蘭だけでも作品になりえる。

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